描画モード[オーバーレイ]と[乗算]の使い分け

背景テクスチャを活かした加工を行う場合、描画モードを[オーバーレイ]か[乗算]で設定することがほとんどだと思いますが、下図では[オーバーレイ]を使用しております。

[オーバーレイ]を使用するメリットと注意点について解説します。

[オーバーレイ]と[乗算]

今回の革テクスチャで背景を活かした加工を行う場合、[オーバーレイ]でも[乗算]でも設定次第で結果にそこまで大きな違いはありません(強いていうと[オーバーレイ]の方がコントラストが上がるため質感がより強調)。

ただ[オーバーレイ]は黒(#000000)で不透明度の調整で済むのに対し、[乗算]は色(と場合によっては不透明度)を考える必要があるので、私は[オーバーレイ]でまず設定してみることが多いです。

[オーバーレイ]を使用する上での注意点

[オーバーレイ]は背景の彩度が高い場合など不得手なものもあるのでその場合は[乗算]にして使い分けます。

朝までフォトショ

こちらは6/24(金)21:00〜6/25(土)に開催されたPhotoshopをテーマにしたオンラインセミナー「朝までフォトショ」の補足です。

朝までフォトショについてはこちらにまとめているのであわせてご覧ください。

コネクリ

ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートして、スマートフォンの台頭によりUI/UX・ゲームデザインを担当、現在はインハウス寄りのアートディレクター兼デザイナー。
社内外のディレクション・ワイヤー設計・デザイン・コーディングを行う。
自社、受託ともにウェブ・アプリ・グラフィック・ゲームの実績多数。

個人サイトTwitterYouTubeにてPhotoshopとIllustratorの作例を発信中!

個人としての仕事は、動画制作『【アーティストに学ぶ】#33 Adobe Illustrator iPad版 xコネクリ – アドビ公式』、オンラインセミナー『朝までイラレ』『朝までフォトショ』、著書『フォトショ 魔法のデザイン』(ソーテック社/共著)など。

詳しくはWorkにてご覧ください。

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