画像の幅または高さが足りない時に足してくれるPhotoshopのコンテンツに応じた拡大・縮小の使い方です。
被写体をアルファチャンネルに保存することで任意の被写体はそのまま、背景を自然に引き延ばすことが可能です。
リソース
制作の流れ
主な工程としては、
- コンテンツに応じた拡大・縮小を適用前に保護するコンテンツを指定
- コンテンツに応じた拡大・縮小で画像をのばす
となります。
基本情報
横1440(px)x縦1920(px)
今回はこちらの写真を縦に伸ばします。
制作ステップ
STEP1. コンテンツに応じた拡大・縮小を適用前に保護するコンテンツを指定
コンテンツに応じた拡大・縮小を適用する前に保護するコンテンツを指定します。
写真によってはSTEP2.の[コンテンツに応じた拡大・縮小]をいきなり適用してもほぼ同じ結果を得られることもあります。
今回は任意の被写体を指定して[コンテンツに応じた拡大・縮小]を適用する方法です。
メニューバーの[選択範囲/被写体を選択]を選択します。
意図した選択範囲が作成できたら[クイック選択ツール]など選択範囲系のツールに切り替え、右クリックで[選択範囲の保存]を選択します。
[選択範囲を保存]ダイアログを以下のように設定します。
チャンネル:新規
名前:object(好きな名前で可)
こちらでアルファチャンネルが作成できます。
([チャンネル]パネルを開くと[object]という名称のアルファチャンネルが作成されます)
STEP2. コンテンツに応じた拡大・縮小で画像をのばす
メニューバーの[編集/コンテンツに応じて拡大・縮小]を選択、オプションバーで[保護:object]として作成したアルファチャンネルを選択します
続けて、画像を上下にのばします。
こちらでコンテンツに応じた拡大・縮小の完成です!
ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートして、スマートフォンの台頭によりUI/UX・ゲームデザインを担当、現在はインハウス寄りのアートディレクター兼デザイナー。
社内外のディレクション・ワイヤー設計・デザイン・コーディングを行う。
自社、受託ともにウェブ・アプリ・グラフィック・ゲームの実績多数。
本サイトやX、YouTube、Instagram、TikTokなどの各種SNSにてPhotoshop、Illustrator、Fireflyの作例を発信中!
個人としての仕事は、動画制作『【アーティストに学ぶ】#33 – アドビ公式』、オンラインセミナー『朝までイラレ』『朝までフォトショ』、著書『デザインの仕事がもっとはかどるAdobe Firefly活用テクニック50』(インプレス)など。
詳しくはWorkにてご覧ください。
また、お仕事等のご依頼はContactよりご連絡くださいませ。
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PhotoshopやIllustratorの使い方についての書籍ではありませんが、イラストを主軸に活動している方は元よりデザインに関わるすべての方におすすめできる書籍です。
どちらかというと中~上級者向けの書籍で、光が色に及ぼす影響や配色の理論から技術的なテクニックまで根本から学べます。
私はディレクションすることも多々あり、今まで感覚的に伝えていた部分の言語化に大いに役立てることができました。