文字タッチツールと異体字を使ったタイポグラフィをIllustratorで!

Illustratorで文字タッチツールと異体字を使ってタイポグラフィを作成します。

文字タッチツールは直感的に拡縮・移動・回転が可能で、異体字の選択も簡単にできるのでこのようなタイポグラフィを作成する際にとても重宝します。

制作の流れ

主な工程としては、

  1. [Standing][of][the][Shoulder][of][Giants]とテキストを配置
     →書体:Timberline Regular
  2. [Standing]
     →[文字タッチツール]で拡縮、カーニング調整、字形を変更
      →[S]/サイズを大きく、位置を調整
      →[t]/字形を変更
      →[an]/[文字ツール]で選択後、[OpenType]パネルで合字を解除
       →[a]/字形を変更
       →[n]/変更なし
      →[d]/字形を変更
      →[i]/変更なし
      →[n]/変更なし
      →[g]/字形を変更
  3. [of][the][Shoulder][of][Giants]
     →[選択ツール]で選択、[OpenType]パネルで合字を解除
     →[文字タッチツール]で拡縮、カーニング調整、字形を変更
  4. [photo]レイヤー(羊皮紙レイヤー)を表示
  5. テキストを背景になじませる
     →テキストすべてを選択して色を[R/120 G/90 B/80]に
     →[透明]パネルで[描画モード:乗算]

となります。

制作ポイント

該当箇所のみ合字を解除する場合

合字は[文字タッチツール]で選択できないため、[文字ツール]で該当箇所を選択後、[OpenType]パネルの[欧文合字]を選択して解除。

文字全体を[選択ツール]で選択して合字を解除する場合

字形変更後に[OpenType]パネルの[欧文合字]を選択すると標準の字形に戻るので、合字を解除してから字形を変更する。

コネクリ

ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートして、スマートフォンの台頭によりUI/UX・ゲームデザインを担当、現在はインハウス寄りのアートディレクター兼デザイナー。
社内外のディレクション・ワイヤー設計・デザイン・コーディングを行う。
自社、受託ともにウェブ・アプリ・グラフィック・ゲームの実績多数。

本サイトやXYouTubeInstagramTikTokなどの各種SNSにてPhotoshop、Illustrator、Fireflyの作例を発信中!

個人としての仕事は、動画制作『【アーティストに学ぶ】#33 – アドビ公式』、オンラインセミナー『朝までイラレ』『朝までフォトショ』、著書『デザインの仕事がもっとはかどるAdobe Firefly活用テクニック50』(インプレス)など。

詳しくはWorkにてご覧ください。

また、お仕事等のご依頼はContactよりご連絡くださいませ。

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