Illustrator→Photoshopに展開する際にレイヤー構成を残したままシェイプパスとしてペーストする方法

Illustrator→Photoshopに展開する際にレイヤー構成を残したままシェイプパスとしてペーストする方法をスピードアートにしたマニアックな内容です。

Illustratorで作成したベクトルデータをコピー、Photoshopでペーストする際に、ペーストオプションの「レイヤー」を選択するとシェイプパスとしてレイヤー構成を残したままデータを引っ張ってくることが可能です。

私の場合、Illustratorで原型を作りPhotoshopでブラッシュアップを行うことが多く、シェイプパスだとIllustratorとデータを行き来させる必要がなくなるためこの方法を活用することがあります。

制作の流れ

主な工程としては、

  1. Illustratorでデータを作成、コピー
    →効果・線をなくすためアピアランスを分割、パスのアウトライン(線はお好みで)
  2. Photoshopでペースト
    →ペーストオプションのラジオボタンをレイヤーに
  3. Photoshopでシェイプパスを色変更

となります。

制作ポイント

IllustratorのデータをPhotoshopでレイヤー分けされたシェイプにするための仕様

  • Illustratorのシンプルな線・塗りの構成の場合のみPhotoshopでシェイプパスとして活用可能
    →Illustratorの線はそのままPhotoshop上で線として活用可能
     →波線もそのままPhotoshopで波線として使えます
     →線として活用するかアウトライン化して塗りにしておくかはケースバイケース
  • Illustratorのアピアランスに効果を含むとラスタライズされる
  • Illustratorのアピアランスの線・塗りを重複させるとラスタライズされる
コネクリ

ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートして、スマートフォンの台頭によりUI/UX・ゲームデザインを担当、現在はインハウス寄りのアートディレクター兼デザイナー。
社内外のディレクション・ワイヤー設計・デザイン・コーディングを行う。
自社、受託ともにウェブ・アプリ・グラフィック・ゲームの実績多数。

個人サイトTwitterYouTubeにてPhotoshopとIllustratorの作例を発信中!

個人としての仕事は、動画制作『【アーティストに学ぶ】#33 Adobe Illustrator iPad版 xコネクリ – アドビ公式』、オンラインセミナー『朝までイラレ』『朝までフォトショ』、著書『フォトショ 魔法のデザイン』(ソーテック社/共著)など。

詳しくはWorkにてご覧ください。

また、お仕事等のご依頼はContactよりご連絡くださいませ。

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