Photoshopの生成AIでなにができるの?という人のための4つの使い方

Adobe Fireflyの商用利用が可能となり、それに付随するPhotoshopを使った制作に大きな転機が訪れようとしております。

今回のアップデートは使い方によってアイディアの創出・クオリティの向上・作業の時短に繋がるものと期待してます。

そこで現時点でPhotoshopの生成AIでできることをまとめてみたのでご参考ください。

見方によっては重複しているものもありますが、「画像を拡張」「オブジェクトを除去」「テキストから画像生成」「要素の置換・追加」の大きく4つに分けることができると考えております。

それでは一つずつ詳しく解説していきます。

Photoshopの生成AIでできる4つの使い方

画像を拡張

カンバスサイズを広げて風景やトリミングされた人物などの写真を自然に拡張します。

使い方:[切り抜きツール]を選択、コントロールパネルで[生成拡張]を選択してカンバスを広げる。

オブジェクトの除去

不要箇所を除去+補完する機能として[コンテンツに応じた塗りつぶし]などがありますが、より複雑なオブジェクトの補正が可能です。

使い方:[長方形選択ツール]や[なげなわツール]などで不要なオブジェクトを囲み、プロンプトを指定せず[生成]を選択。

テキストから画像生成

いわゆる[画像生成AI]から連想されるテキストからイメージを作成する機能です。プロンプトと呼ばれる呪文をもとに画像を作ります。

使い方:すべてを選択(Mac:⌘+A/Win:Ctrl+A)でカンバス全体を選択、プロンプトを指定して[生成]を選択。

プロンプト:
古代の木々が生い茂ったコテージ、ファンタジー
プロンプト:
人物の横顔と山の二重露光ポートレート、超現実的、写真
プロンプト:
ライオンの顔、ペーパークラフト
プロンプト:
木のテクスチャ

要素の置換・追加

テキストをもとに画像内のオブジェクトを置き換えたり、新たなオブジェクトを追加することが可能です。

使い方:[被写体を選択]+反転や[なげなわツール]などで選択範囲を作り、プロンプトを指定して[生成]を選択。

プロンプト:晴れた日のストリート、浅い被写界深度
プロンプト:ニット帽
コネクリ

ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートして、スマートフォンの台頭によりUI/UX・ゲームデザインを担当、現在はインハウス寄りのアートディレクター兼デザイナー。
社内外のディレクション・ワイヤー設計・デザイン・コーディングを行う。
自社、受託ともにウェブ・アプリ・グラフィック・ゲームの実績多数。

個人サイトTwitterYouTubeにてPhotoshopとIllustratorの作例を発信中!

個人としての仕事は、動画制作『【アーティストに学ぶ】#33 Adobe Illustrator iPad版 xコネクリ – アドビ公式』、オンラインセミナー『朝までイラレ』『朝までフォトショ』、著書『フォトショ 魔法のデザイン』(ソーテック社/共著)など。

詳しくはWorkにてご覧ください。

また、お仕事等のご依頼はContactよりご連絡くださいませ。

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PhotoshopやIllustratorの使い方についての書籍ではありませんが、イラストを主軸に活動している方は元よりデザインに関わるすべての方におすすめできる書籍です。

どちらかというと中~上級者向けの書籍で、光が色に及ぼす影響や配色の理論から技術的なテクニックまで根本から学べます。

私はディレクションすることも多々あり、今まで感覚的に伝えていた部分の言語化に大いに役立てることができました。

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