
Photoshopで写真からシームレスなテクスチャを作成するスピードアートです。
質感を重ねて絵を作成することが多いのでこの作業は欠かせません。
今回はよく使う、傷テクスチャ・ひび割れテクスチャ・レンガテクスチャの3つをシームレスにしていきます。
リソース
制作の流れ
傷テクスチャ・ひび割れテクスチャの主な工程
- 色むらの少なそうな箇所で切り出し
- 新規画面で配置、表示/パターンプレビュー
- フィルター/その他/スクロールでずらす
- 境界と色ムラの補正
- 編集/パターンを定義でパターンを登録
となります。
レンガテクスチャの主な工程
- レンガの配置に合わせて切り出し
- 新規画面で配置、カンバスサイズを縦横それぞれ2倍に
- レンガレイヤーを複製して水平方向に反転、描画モードの差の絶対値などを使って位置を合わせる
- 透明マスクでなじませてグループ化
- グループを複製して垂直方向に反転、3.4.の同じ方法でなじませる
- 背景を透過にしてイメージ/トリミング(透明ピクセル)
- 編集/パターンを定義でパターンを登録
となります。
制作ポイント
境界と色ムラの補正
シームレスパターンの作成自体はコンテンツに応じた塗りつぶしだけで済むこともありますが、使用時に最も気になるのが色ムラなのでパッチツールなど以下のツールを使ってなるべく色ムラをなくすよう補正します。
- コンテンツに応じた塗りつぶし
- パッチツール
- コピースタンプツール
- 修復ブラシツール
パターンプレビューを使ったシームレスパターンの作成
パターンプレビューを使ったシームレスパターンの作成はこちらの動画でも行っているので合わせてご覧ください。

ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートして、スマートフォンの台頭によりUI/UX・ゲームデザインを担当、現在はインハウス寄りのアートディレクター兼デザイナー。
社内外のディレクション・ワイヤー設計・デザイン・コーディングを行う。
自社、受託ともにウェブ・アプリ・グラフィック・ゲームの実績多数。
本サイトやX、YouTube、Instagram、TikTokなどの各種SNSにてPhotoshop、Illustrator、Fireflyの作例を発信中!
個人としての仕事は、動画制作『【アーティストに学ぶ】#33 – アドビ公式』、オンラインセミナー『朝までイラレ』『朝までフォトショ』、著書『デザインの仕事がもっとはかどるAdobe Firefly活用テクニック50』(インプレス)など。
詳しくはWorkにてご覧ください。
また、お仕事等のご依頼はContactよりご連絡くださいませ。
おすすめ書籍
PhotoshopやIllustratorの使い方についての書籍ではありませんが、イラストを主軸に活動している方は元よりデザインに関わるすべての方におすすめできる書籍です。
どちらかというと中~上級者向けの書籍で、光が色に及ぼす影響や配色の理論から技術的なテクニックまで根本から学べます。
私はディレクションすることも多々あり、今まで感覚的に伝えていた部分の言語化に大いに役立てることができました。