Photoshop2025の新機能をまとめました。
実際に使用した個人的な所感やポイントなどを書いていきます。
1.削除ツールの強化
[削除ツール]で画像の背景にある被写体以外の人物、電線を自動的に検出して削除。
人物の影も検出されます。
残しておきたい人物などは確定前に手動で調整可能です。
2.生成塗りつぶし・生成拡張がFirefly Image3に
今まで[画像を生成]がFirefly Image3モデル、[生成塗りつぶし][生成拡張]がFirefly Image1モデルだったのが、[生成塗りつぶし][生成拡張]もFirefly Image3モデルに対応しました。
[生成塗りつぶし]で試してみると生成オブジェクトのクオリティの向上と、背景の明暗や光と影が[生成塗りつぶし]に反映されています。
ただ、オブジェクトや背景によっては、[画像を生成]で生成して合成したほうが良い場合もありました。
3.背景を生成
被写体を検出して背景のバリエーションを生成します。
イメージボードの作成などに良さそうです。
被写体の照明、シャドウ、遠近法に合わせて生成されたコンテンツで画像の背景が置き換えられるため、色のプロンプトが反映されない場合もありました。
(水色背景の写真に[背景を生成]を適用すると、ワインの瓶に水色の反射光が残るため[茶色の机、俯瞰]というプロンプトを指定しても水色の背景が生成される傾向がみられました)
4.類似を生成
生成画像から雰囲気の似たバリエーションを作成します。
生成後、[プロパティ]パネルから同じプロンプトで生成すると、違った雰囲気の画像が生成されるが、[類似を生成]の場合、雰囲気の似た生成が行えます。
ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートして、スマートフォンの台頭によりUI/UX・ゲームデザインを担当、現在はインハウス寄りのアートディレクター兼デザイナー。
社内外のディレクション・ワイヤー設計・デザイン・コーディングを行う。
自社、受託ともにウェブ・アプリ・グラフィック・ゲームの実績多数。
本サイトやX、YouTube、Instagram、TikTokなどの各種SNSにてPhotoshop、Illustrator、Fireflyの作例を発信中!
個人としての仕事は、動画制作『【アーティストに学ぶ】#33 – アドビ公式』、オンラインセミナー『朝までイラレ』『朝までフォトショ』、著書『デザインの仕事がもっとはかどるAdobe Firefly活用テクニック50』(インプレス)など。
詳しくはWorkにてご覧ください。
また、お仕事等のご依頼はContactよりご連絡くださいませ。
おすすめ書籍
PhotoshopやIllustratorの使い方についての書籍ではありませんが、イラストを主軸に活動している方は元よりデザインに関わるすべての方におすすめできる書籍です。
どちらかというと中~上級者向けの書籍で、光が色に及ぼす影響や配色の理論から技術的なテクニックまで根本から学べます。
私はディレクションすることも多々あり、今まで感覚的に伝えていた部分の言語化に大いに役立てることができました。