Illustratorで作成したフラットなデザインをPhotoshopでリアルな印象にブラッシュアップしていくスピードアートです。
フラットデザインと写真の大きな違いの一つは絵の持つ情報量(描きこみ、光と影、テクスチャなど)なのですべての過程が情報量を増やすことに注力しております。
情報量の大小を意識することは様々なテイストのイラストを描いたり、ゲームなど多人数でのプロジェクトのデザイン面における世界観の統一につながっていく要素の一つなのでぜひご覧ください。
CONTENTS
制作の流れ
主な工程としては、
- Illustratorで作成したデータをパーツごとにCCライブラリに保存
- Photoshopで配置
→ネオンのベースデザインとパーツの位置合わせを行う際に、パーツの描画モードを差の絶対値にしております(同じオブジェクトを重ねて上レイヤーを差の絶対値にすると黒くなるのでこれを利用した位置合わせです) - ネオン(ベース)とネオン(発光)を分けてそれぞれ着色、ネオン(発光)は加算
→光はドロップシャドウの重ね掛け
→短い距離で広がる光、長い距離で広がる光、上方向にぼかしの少ない光の3つ - 背景のレンガに質感、配線を足す
- 全体の光を調整
- パースの調整とニューラルフィルターの深度ぼかしで仕上げ
→深度ぼかしは奥行きをつけるのに非常に有効
となります。
制作ポイント
ネオンデザインのベースの作成方法
Illustratorで作成したフラットなネオンは以前作成したデザインのブラッシュアップなので合わせてご覧ください。
ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートして、スマートフォンの台頭によりUI/UX・ゲームデザインを担当、現在はインハウス寄りのアートディレクター兼デザイナー。
社内外のディレクション・ワイヤー設計・デザイン・コーディングを行う。
自社、受託ともにウェブ・アプリ・グラフィック・ゲームの実績多数。
個人サイトやTwitter、YouTubeにてPhotoshopとIllustratorの作例を発信中!
個人としての仕事は、動画制作『【アーティストに学ぶ】#33 Adobe Illustrator iPad版 xコネクリ – アドビ公式』、オンラインセミナー『朝までイラレ』『朝までフォトショ』、著書『デザインの仕事がもっとはかどるAdobe Firefly活用テクニック50』(インプレス)など。
詳しくはWorkにてご覧ください。
また、お仕事等のご依頼はContactよりご連絡くださいませ。
おすすめ書籍
PhotoshopやIllustratorの使い方についての書籍ではありませんが、イラストを主軸に活動している方は元よりデザインに関わるすべての方におすすめできる書籍です。
どちらかというと中~上級者向けの書籍で、光が色に及ぼす影響や配色の理論から技術的なテクニックまで根本から学べます。
私はディレクションすることも多々あり、今まで感覚的に伝えていた部分の言語化に大いに役立てることができました。